睡眠不足でストレス太り?



・重要効果が常に期待できるかどうかはまだわかっていません。
また特に疾患を抱えている人が実行する場合、必ず医師などと
相談して行ってください。

これだけいろいろ肥満に対する研究を行っている人類だが、どうも
根本から何か間違っているかもしれない。

ある12歳の太りすぎの少女を調査していたところ面白いことがわかった。
彼女は活発でどう考えても運動不足ではなかったのだが、それでも
標準体重を20kgも上回っていた。

では遺伝的な要因が原因なのか?これも違う。
彼女の両親はスリムで、他の遺伝的変異も発見されなかった。
彼女が普通の同世代と違った点、それは睡眠時間の短さであった。
彼女は一日平均で7時間以下の睡眠しかとっていなかった。

彼女を調査していた栄養学者は、ためしに彼女の睡眠時間を
9時間以上にするように彼女の両親に依頼した。
すると不思議なことにわずか1ヶ月で彼女の体重は減り始めたのだ

これまで生物学者などは、肥満の原因をカロリーの採りすぎと運動不足、
そして遺伝的要因が主な原因だと考えていた。
遺伝的要因は今のところどうしようもない。
なんでとりあえずカロリーの摂取量減らして運動しろ、といってみては
いるものの、なかなか実行できるほど意志の強い人は少ない。

コロンビア大学のガングウィッチ教授らの研究で、睡眠時間と体重の
相関関係を調べたものがある。
それによると睡眠時間が短い(5時間以下)の人たちは、睡眠時間が長い
(7時間以上)の人たちに比べ、肥満である確率が60%以上にもなっていた。
…P値もくそもないだろこの確率は。これは偶然ではない、もはや必然!

ただ、これは原因が逆なのかもしれない。
太っていると睡眠が十分に取れない(例えば睡眠時無呼吸症候群)せいも
考えられる。長時間起きてると腹減るのでなんか食いたくなるだろうし、
そもそもそんな生活送ってる人は不健康なのでジム通いなんかしない。
つまり不健康だからデブで睡眠時間が短いのか、睡眠時間が短いから
デブで不健康になるのかわからないのだ、これだけじゃ。

生理学的にどうなのかを調べた研究者も居た。
シカゴ大学のカーター教授らは若い男性12人を睡眠不足の状態と
十分な睡眠をとった状態に置き、その状態でレプチン(脂肪細胞から
放出される満腹を知らせるホルモン)と、グレリン(胃で作られる
空腹を知らせるホルモン)の量を比較した。

すると、睡眠不足の場合血中レプチン量が18%減り、グレリン量は逆に
28%増加した。睡眠不足になるとやたら炭水化物を欲しがることもわかった。
つまり生理学的には、睡眠不足だと太りやすいということになりそうだ

では、動物ではどうなのか。
これを調べるのはなかなか難しく、動物を睡眠不足にしようとしたら
たいていストレスで参ってしまう。

そもそも動物の睡眠時間はかなり生物種により差がある。
ナマケモノやコアラは一日20時間程度の睡眠時間であり、ある意味一日中
寝ているような感じである。
コアラの睡眠時間が長いのは、主食であるユーカリの葉の解毒に時間と
エネルギーが大量に必要だからである。

パンダなんかも睡眠時間が長い。一日16時間寝てる。
主食が笹であることが関係しているのかもしれない。
ライオンなども1日16時間程度寝ている。

逆に睡眠時間が短いのは象やシマウマなどである。
象は一日3時間しかねないし、シマウマにいたってはわずか1時間である。
彼らのような動物は、完全に寝てしまったら肉食獣に対処できないのだ。
いやだなぁ、そんな生活。

イルカはなんと睡眠時間「0」である。
しかし、脳の半分ずつを眠らせるという想像を絶する進化をしている。

人間に比較的近い睡眠時間なのはマウスとかモルモットである。
本来、人間程度のサイズの生物で雑食であるなら、もうちょっと睡眠
少なくてすむかもしれないけれども、人間の場合脳が巨大になってる
から
睡眠時間は結構重要である。

さて、動物が睡眠不足になるかをどうやって調べるか。
ある体内時計に関係する遺伝子(Clockと呼ばれるたんぱく質)が破損
されているマウスは、睡眠などがきちんとできない。
そのマウスは生まれて数週間でデブりはじめ、3ヵ月後にはメタボリック
シンドロームの諸症状があらわれるようになってしまった。

人間に限らず動物も、睡眠不足だと食欲が増進するらしい。
そもそも現代ってのは夜でもやたら明るいし、深夜になってもTVは
放送してるわコンビニはやってるわ、ネットやゲームで一晩でも
つぶせると、睡眠を阻害する状況があまりに酷すぎる。

生物は寝ないとデブるようであるが、これも飢えないためのメカニズムだった。
栄養不足の状態では餌が見つかるまで動き回らねばならない
しかし現代、それは飢えない代わりにデブ一直線の道を突き進む
死へのメカニズムに成り代わってしまった。

ではこうしたものが原因の肥満はどうしたもんだろうか?
ひたすら寝ろ。日に9時間は寝ろ。どうもそういう結論に達する。
大体人間夜起きすぎなんだよ。
だから地球も温暖化するんだよ。無駄なエネルギー使いやがって。
(いやそれだけが原因ではないのはわかっているけどさ)

夜とっとと寝れば無駄な電気も使わないし、腹も減らないから金も使わない。
金使わないから金もたまる。やせるから健康になる。
…なんだかいいこと尽くめに聞こえるな。
企業とかには消費の面でデメリットがあるかも知れんな。
でもよ、正直無駄な消費しすぎなんだよ、特にアメリカ。

昔は無駄に夜起きてることなんてなかったしなぁ。
ひょっとしたら、睡眠時間が短いと、脳を維持するためにより多くのエネルギーを
必要とする可能性も考えられる。そしてその結果、脳に対するダメージが増大し、
脳細胞に対するダメージが蓄積する。また、脳を修復するのに当てる時間が
少ないため、脳細胞に対するダメージが十分修復しきれない。
脳細胞修復のためにより多くの素材を必要とすることも考えられる。

脳細胞回復する物質(DHAやEPA)が多く含まれる青魚でも食べて、さっさと
寝る
のが痩せる秘訣…なのかもしれない。

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